東京大学編入試験についてまとめてみた
このブログでは、筆者の経験を基に、世間のほとんどの方が知らない"高専から東大へ進学するルート"について、情報を共有していきます。
今回は編入試験の概要について説明していきます。
編入とは
高専生は5年次を卒業した後、大学の理工学部の3年に入学(編入)できます。
一般的には大学3年次に編入しますが、単位の関係上、東大と京大は2年次に編入となります。
編入についての概要については以下の記事をご参考ください。
編入可能な学科
高専から東大に編入する場合は、基本的に工学部への進学となります。
工学部の内訳については、以下の通りとなっています。
2科目受験学科(試験科目:英語・数学)
社会基盤学科
建築学科
都市工学科
マテリアル工学科
応用化学科
科学システム工学科
化学生命工学科
システム創成学科
3科目受験学科(試験科目:英語・数学・物理)
機械工学科
機械情報工学科
航空宇宙工学科
精密工学科
電子情報工学科
電気電子工学科
物理工学科
計数工学科
出願資格
高等専門学校(高専)を卒業した者及び卒業見込の者。
出願期間
大体5月の第2週が出願期間になります(例:H28年度は5月9日(月)から5月13日(金))。
出願方法
検定料を納入し、下記の提出書類を送付する必要があります。
提出書類
・志願者名票
・出身学校長の推薦書
・調査書
・成績証明書
・志望調査票
・振込金受付証明書
・写真票、受験票
・英語に関する語学力の証明書の写し(提出は任意)
・返送用封筒
検定料
30000円
選抜方法
入学者の選抜は、筆記試験(第1次試験)、口述試験(第2次試験)及び出身学校の調査書からなります。
第1次試験
1次試験(筆記試験)は受験する学科によって科目数が異なります。
試験科目は、2教科(英語・数学)か3教科(英語・数学・物理)です。
第2次試験
2次試験は面接形式の試験です。
基本的には日本語で行われます(過去に英語で行われた年も)。
試験日時
第1次試験:7月第1週(例:H28年度は7月3日(日))
第2次試験:7月第2週(例:H28年度は7月15日(金))
合格者発表
第1次合格者発表:7月第2週(例:H28年度は7月11日(月))
第2次合格者発表:7月第3週(例:H28年度は7月22日(金))
合格率
過去の記事にまとめていますのでご参考までに。
まとめ
今回は東京大学の編入試験の概要について紹介してみました。
受験する学科によって試験科目の数が異なりますが、多くても3教科ということで一般的な試験に比べてかなり少ないかと思います。
それぞれの試験の勉強や対策については今後ご説明していく予定です!