高専からの進学先ランキング【編入編】
このブログでは、筆者の経験を基に、世間のほとんどの方が知らない"高専から東大へ進学するルート"について、情報を共有していきます。
高専から大学の3年次に進学することを「編入」と言いますが、その進学先はどういう内訳であるのかまとめてみました。
今回は一例として、平成26年度卒業者の進路についてご紹介していきます!
人数毎のランキング
人数的には、高専卒業者のために設立された国立大学法人の「長岡技術科学大学」や「豊橋技術科学大学」が圧倒的に多い結果になっています。
1位 長岡技術科学大学 362人
2位 豊橋技術科学大学 350人
3位 千葉大学 88人
4位 九州工業大学 67人
5位 東京農工大学 66人
6位 筑波大学 65人
7位 熊本大学 42人
8位 福井大学 38人
9位 大阪大学 38人
10位 東京工業大学 37人
旧帝国大学ランキング
旧帝国大学の編入人数のランキングは下記の様になっています。
上位4校は30名前後で、東京大学は12名となっています。
一見、狭き門の様に見えますが、受験希望者はそう多くないので倍率は大体3~4倍程度です。
1位 大阪大学 38人
2位 北海道大学 32人
3位 九州大学 32人
4位 東北大学 28人
5位 名古屋大学 18人
6位 東京大学 12人
7位 京都大学 不明(8人以下)
参考情報
平成26年度の進学状況について下記の通りまとめてみました。
卒業者全体の約4割が進学しているイメージで、約95%の学生が実際に進学しているような実績があります。
卒業者数:8798人
卒業者全体に対する進学率:39.6%
進学希望者数:3605人
進学者数:3482人
専攻科進学者数:1373人
進学率:96.6%
まとめ
今回は高専からの進学先ランキングについてご紹介してみました。
高専からは技術科学大学を始め、多くの国立大学に進学しており、その数は全体の約4割程度となっています。
東京大学を始めとした旧帝国大学へも一定数進学しており、しっかりと対策さえすれば合格も不可能ではありません。
しかも編入試験は日程が被らなければいくらでも併願可能ですので、一発勝負でない点は大きな利点であるかと思います。
今回の記事が進学先を検討する参考になれば幸いです。