東京大学編入試験についてまとめてみた
このブログでは、筆者の経験を基に、世間のほとんどの方が知らない"高専から東大へ進学するルート"について、情報を共有していきます。
今回は編入試験の概要について説明していきます。
編入とは
高専生は5年次を卒業した後、大学の理工学部の3年に入学(編入)できます。
一般的には大学3年次に編入しますが、単位の関係上、東大と京大は2年次に編入となります。
編入についての概要については以下の記事をご参考ください。
編入可能な学科
高専から東大に編入する場合は、基本的に工学部への進学となります。
工学部の内訳については、以下の通りとなっています。
2科目受験学科(試験科目:英語・数学)
社会基盤学科
建築学科
都市工学科
マテリアル工学科
応用化学科
科学システム工学科
化学生命工学科
システム創成学科
3科目受験学科(試験科目:英語・数学・物理)
機械工学科
機械情報工学科
航空宇宙工学科
精密工学科
電子情報工学科
電気電子工学科
物理工学科
計数工学科
出願資格
高等専門学校(高専)を卒業した者及び卒業見込の者。
出願期間
大体5月の第2週が出願期間になります(例:H28年度は5月9日(月)から5月13日(金))。
出願方法
検定料を納入し、下記の提出書類を送付する必要があります。
提出書類
・志願者名票
・出身学校長の推薦書
・調査書
・成績証明書
・志望調査票
・振込金受付証明書
・写真票、受験票
・英語に関する語学力の証明書の写し(提出は任意)
・返送用封筒
検定料
30000円
選抜方法
入学者の選抜は、筆記試験(第1次試験)、口述試験(第2次試験)及び出身学校の調査書からなります。
第1次試験
1次試験(筆記試験)は受験する学科によって科目数が異なります。
試験科目は、2教科(英語・数学)か3教科(英語・数学・物理)です。
第2次試験
2次試験は面接形式の試験です。
基本的には日本語で行われます(過去に英語で行われた年も)。
試験日時
第1次試験:7月第1週(例:H28年度は7月3日(日))
第2次試験:7月第2週(例:H28年度は7月15日(金))
合格者発表
第1次合格者発表:7月第2週(例:H28年度は7月11日(月))
第2次合格者発表:7月第3週(例:H28年度は7月22日(金))
合格率
過去の記事にまとめていますのでご参考までに。
まとめ
今回は東京大学の編入試験の概要について紹介してみました。
受験する学科によって試験科目の数が異なりますが、多くても3教科ということで一般的な試験に比べてかなり少ないかと思います。
それぞれの試験の勉強や対策については今後ご説明していく予定です!
大学編入について説明してみる
このブログでは、筆者の経験を基に、世間のほとんどの方が知らない"高専から東大へ進学するルート"について、情報を共有していきます。
今回は編入試験の概要について説明していきます。
編入とは
高専生は5年次を卒業した後、大学の理工学部の3年に入学(編入)できます。
一般的には大学3年次に編入しますが、単位の関係上、東大と京大は2年次に編入となります。
編入試験について
大学に応じて選抜方法は様々ですが、筆記試験+面接試験が一般的で、東大編入試験もこのパターンです。
一部の大学では、筆記試験や書類審査のみ(推薦試験)というパターンもあります。
推薦試験には「クラスの上位10%以内」といった条件が設けられていることが多いです。
試験の時期
編入試験は6月から8月にかけて実施されるところが多いです。
基本的に各大学試験の日程はばらばらで重なることはあまりありません。
一部の私立大学では、1月に試験を行うところもあります。
併願について
併願については過去の記事で少し説明いたしました。
一般的な高校生は国立大学では併願できないのに比べ、高専生は国立・私立大学を何校でも受験することができます。
その理由としては、試験の時期が大学によって異なるため、受験日が重なることがあまりないことがあげられます。
試験科目について
大学編入試験にはセンター試験はありません。
一般的な編入試験では、数学・英語+物理・化学・専門科目といったように2~5科目が課されます。
これは一般的な入試に比べかなり少ないと言うことができます。
受験費用について
受験費用としては、1校あたり3万円かかります。
これに交通費や宿泊費を足したものが実際に1校の受験にかかる費用となります。
勉強方法について
一般的に独学が中心となります。
理由としては編入専用の塾が基本的に存在していないためです。
一般的な塾で学習する内容と高専で学習する内容は異なる点が多いため、普通の塾では編入試験に対応することができません。
まとめ
今回は大学編入の概要について説明いたしました。
一般的な入試方法に比べて、異なっている点が多いということがお分かり頂けたかと思います。
一番の違いは併願がいくらでも行えるという点かもしれません。
次は大学編入の中でも東京大学の編入試験についてご説明できればと考えています。
今回の記事が今後の進路検討のご参考になれば幸いです。
全国高専一覧 Part 4(九州地方編)
このブログでは、筆者の経験を基に、世間のほとんどの方が知らない"高専から東大へ進学するルート"について、情報を共有していきます。
今回は全国に63校ある高専について、都道府県毎に分けてご紹介できればと考えています。
本日はPart 4として九州地方の高専について紹介します!
九州地方
佐賀県以外の全ての県に高専が所在している。
久留米工業高等専門学校
住所:福岡県久留米市小森野1丁目1-1
学科:機械工学科・電気電子工学科・制御情報工学科・生物応用化学科・材料工学科
専攻科:機械・電気システム工学専攻・物質工学専攻
有明工業高等専門学校
住所:福岡県大牟田市東萩尾町150
学科:創造工学科(エネルギーコース・応用化学コース・環境生命コース・メカニクスコース・情報システムコース・建築コース)
専攻科:生産情報システム工学専攻・応用物質工学専攻・建築学専攻
北九州工業高等専門学校
住所:福岡県北九州市小倉南区志井5丁目20-1
学科:生産デザイン工学科(機械創造システムコース・知能ロボットシステムコース・電気電子コース・情報システムコース・物質化学コース)
専攻科:生産デザイン工学専攻
佐世保工業高等専門学校
住所:長崎県佐世保市沖新町1-1
学科:機械工学科・電気電子工学科・電子制御工学科・物質工学科
専攻科:複合工学専攻
熊本工業高等専門学校
住所:熊本県合志市須屋2659-2
学科(熊本キャンパス):情報通信エレクトロニクス工学科・制御情報システム工学科・人間情報システム工学科
学科(八代キャンパス):機械知能システム工学科・建築社会デザイン工学科・生物科学システム工学科
専攻科:電子情報システム工学専攻・生産システム工学専攻
大分工業高等専門学校
住所:大分県大分市牧1666
学科:機械工学科・電気電子工学科・情報工学科・都市・環境工学科
専攻科:機械・環境システム工学専攻・電気電子情報工学専攻
都城工業高等専門学校
住所:宮崎県都城市吉尾町473番地1
学科:機械工学科・電気情報工学科・物質工学科・建築学科
専攻科:機械電機工学専攻・物質工学専攻・建築学専攻
鹿児島工業高等専門学校
住所:鹿児島県霧島市隼人町真考1460-1
学科:機械工学科・電気電子工学科・電子制御工学科・情報工学科・都市環境デザイン工学科
専攻科:機械・電子システム工学専攻・電気情報システム工学専攻・建設工学専攻
沖縄工業高等専門学校
住所:沖縄県名護市辺野古905
学科:機械システム工学科・情報通信システム工学科・メディア情報工学科・生物資源工学科
専攻科:創造システム工学専攻(機械システム工学コース・電子通信システム工学コース・情報工学コース・生物資源工学コース)
備考:最南端かつ最西端の高専。2004年度に開校された一番新しい高専。
まとめ
今回は九州地方の高専について紹介してみました。
沖縄高専は全国にある高専の中で最も新しい高専となっています。
Part 1からPart 4にかけて全国の高専について紹介してきました。
それぞれの高専のカリキュラムには違いがありますので、気になる高専については追加で調べて頂けると幸いです。
全国高専一覧 Part 3(中国地方・四国地方編)
このブログでは、筆者の経験を基に、世間のほとんどの方が知らない"高専から東大へ進学するルート"について、情報を共有していきます。
今回は全国に63校ある高専について、都道府県毎に分けてご紹介できればと考えています。
本日はPart 3として中国地方・四国地方の高専について紹介します!
中国地方
全ての県に高専が所在している。
米子工業高等専門学校
住所:鳥取県米子市彦名町4448
学科:機械工学科・電気情報工学科・電子制御工学科・物質工学科・建築学科
専攻科:生産システム工学専攻・物質工学専攻・建築学専攻
松江工業高等専門学校
住所:島根県松江市西生馬町14-4
学科:機械工学科・電気情報工学科・電子制御工学科・情報工学科・環境・建設工学科
専攻科:生産・建設システム工学専攻・電子情報システム工学専攻
広島商船高等専門学校
住所:広島県広島市南区出汐2丁目4-75
学科:商船学科・電子制御工学科・流通情報工学科
専攻科:海事システム工学専攻・産業システム工学専攻
備考:商船学科がある。
呉工業高等専門学校
住所:広島県呉市阿賀南2丁目2-11
学科:機械工学科・電気情報工学科・環境都市工学科・建築学科
専攻科:プロジェクトデザイン工学専攻(機械工学プログラム・電気情報工学プログラム・環境都市工学プログラム・建築学プログラム)(H28年度から)
徳山工業高等専門学校
住所:山口県周南市学園台
学科:機械電機工学科・情報電子工学科・土木建築工学科
専攻科:機械制御工学専攻・情報電子工学専攻・環境建設工学専攻
宇部工業高等専門学校
住所:山口県宇部市常盤台2丁目14-1
学科:機械工学科・電気工学科・制御情報工学科・物質工学科・経営情報学科
専攻科:生産システム工学専攻・物質工学専攻・経営情報工学専攻
大島商船高等専門学校
住所:山口県大島郡周防大島町小松1091-1
学科:商船学科・電子機械工学科・情報工学科
専攻科:海洋交通システム学専攻・電子・情報システム工学専攻
備考:商船学科がある。
四国地方
全ての県に高専がある。
阿南工業高等専門学校
住所:徳島県阿南市見能林町青木265
学科:創造技術工学科(機械コース・電気コース・情報コース・建設コース・化学コース)
専攻科:構造設計工学専攻・電気・制御システム工学専攻
香川工業高等専門学校
住所:香川県高松市勅使町355
学科:機械工学科・電気情報工学科・機械電子工学科・建設環境工学科・通信ネットワーク工学科・電子システム工学科・情報工学科
専攻科:創造工学専攻・電子情報通信工学専攻
新居浜工業高等専門学校
住所:愛媛県新居浜市八雲町7-1
学科:機械工学科・電気情報工学科・電子制御工学科・生物応用化学科・環境材料工学科
専攻科:生産工学専攻・生物応用化学専攻・電子工学専攻
弓削商船高等専門学校
住所:愛媛県越智郡上島町弓削下弓削1000
学科:商船学科・電子機械工学科・情報工学科
専攻科:海上輸送システム工学専攻・生産システム工学専攻
高知工業高等専門学校
住所:高知県南国市物部乙200-1
学科:ソーシャルデザイン工学科(エネルギー・環境コース・ロボティクスコース・情報セキュリティコース・まちづくり・防災コース・新素材・生命コース)
専攻科:機械・電気工学専攻・物質工学専攻・建設工学専攻
まとめ
今回は中国地方・四国地方の高専について紹介してみました。
中国地方・近畿地方には商船系の高専がいくつか見られるのが特徴かと思います。
次の記事では残りの九州地方の高専について紹介していきます!
全国高専一覧 Part 2(中部地方・近畿地方編)
このブログでは、筆者の経験を基に、世間のほとんどの方が知らない"高専から東大へ進学するルート"について、情報を共有していきます。
今回は全国に63校ある高専について、都道府県毎に分けてご紹介できればと考えています。
本日はPart 2として中部地方・近畿地方の高専について紹介します!
中部地方
山梨県以外の全県に高専が所在しています。
長岡工業高等専門学校
住所:新潟県長岡市西片貝町888
学科:機械工学科・電気電子システム工学科・電子制御工学科・物質工学科・環境都市工学科
専攻科:電子機械システム工学専攻・物質工学専攻・環境都市工学専攻
長野工業高等専門学校
住所:長野県長野市徳間716
学科:機械工学科・電気電子工学科・電子制御工学科・電子情報工学科・環境都市工学科
専攻科:生産環境システム専攻・電気情報システム専攻
富山工業高等専門学校
住所:富山県富山市本郷町13番地
学科:機械システム工学科・電気制御システム工学科・物質化学工学科・電子情報工学科・国際ビジネス学科・商船学科
専攻科:エコデザイン工学専攻・制御情報システム工学専攻・国際ビジネス学専攻・海事システム工学専攻
備考:商船学科や国際ビジネス学科という経営系の学科が設置されている。
石川工業高等専門学校
住所:石川県河北郡津幡町北中条夕1
学科:機械工学科・電気工学科・電子情報工学科・環境都市工学科・建築学科
専攻科:電子機械工学専攻・環境建設工学専攻
福井工業高等専門学校
住所:福井県鯖江氏下司町
学科:機械工学科・電気電子工学科・電子情報工学科・物質工学科・環境都市工学科・
専攻科:生産システム工学専攻・環境システム工学専攻
金沢工業高等専門学校(私立)
住所:石川県金沢市久安2丁目270
学科:電気電子工学科・機械工学科・グローバル情報学科
備考:全国に3校ある私立高専の1つ。
岐阜工業高等専門学校
住所:岐阜県本巣市上真桑2236-2
学科:機械工学科・電気情報工学科・電子制御工学科・環境都市工学科・建築学科
専攻科:先端融合開発専攻(2016年度から)
沼津工業高等専門学校
住所:静岡県沼津市大岡3600
学科:機械工学科・電気電子工学科・電子制御工学科・制御情報工学科・物質工学科
専攻科:総合システム工学専攻(環境エネルギー工学コース、新機能材料工学コース、医療福祉機器開発工学コース)
豊田工業高等専門学校
住所:愛知県豊田市栄生町2丁目1
学科:機械工学科・電気・電子システム工学科・情報工学科・環境都市工学科・建築学科
専攻科:電子機械工学専攻・建設工学専攻・情報科学専攻
近畿地方
滋賀県以外の全府県に高専が存在しています。
鳥羽商船高等専門学校
住所:三重県鳥羽市池上町1-1
学科:商船学科・電子機械工学科・制御情報工学科
専攻科:海事システム学専攻・生産システム工学専攻
備考:商船学科がある。
鈴鹿工業高等専門学校
住所:三重県鈴鹿市白子町
学科:機械工学科・電気電子工学科・電子情報工学科・生物応用化学科・材料工学科
専攻科:電子機械工学専攻・応用物質工学専攻
舞鶴工業高等専門学校
住所:京都府舞鶴市白屋234番地
学科:機械工学科・電気情報工学科・電子制御工学科・建設システム工学科
専攻科:総合システム工学専攻・電気・制御システム工学専攻・建設・生産システム工学専攻
明石工業高等専門学校
住所:兵庫県明石市魚住町西岡679-3
学科:機械工学科・電気情報工学科・都市システム工学科・建築学科
専攻科:機械・電子システム工学専攻・建築・都市システム工学専攻
神戸工業高等専門学校(公立)
住所:兵庫県神戸市西区学園東町8丁目3
学科:機械工学科・電気工学科・電子工学科・応用化学科・都市工学科
専攻科:機械システム工学専攻・電気電子工学専攻・応用化学専攻・都市工学専攻
備考:全国に3つある公立高専の1つ。
近畿大学工業高等専門学校(私立)
住所:三重県名張市春日丘7番町1
学科:総合システム工学科(機械システムコース・電気電子コース・制御情報コース・都市環境コース)
専攻科:生産システム工学専攻
備考:全国に3つある私立高専の1つ。
大阪府立大学工業高等専門学校(公立)
住所:大阪府寝屋川市幸町26-12
学科:総合工学システム学科(機械システムコース・メカトロニクスコース・電子情報コース・環境物質化学コース・都市環境コース)
専攻科:総合工学システム専攻
備考:全国に3つだけある公立高専の1つ。
奈良工業高等専門学校
住所:奈良県大和郡山市矢田町22
学科:機械工学科・電気工学科・電子制御工学科・情報工学科・物質化学工学科
専攻科:機械制御工学専攻・電子情報工学専攻・化学工学専攻
和歌山工業高等専門学校
住所:和歌山県御坊市名田町野島77
学科:知能機械工学科・電気情報工学科・物質工学科・環境都市工学科
専攻科:メカトロニクス工学専攻・エコシステム工学専攻
まとめ
今回は中部地方・近畿地方の高専について紹介してみました。
中部地方・近畿地方には私立・公立高専がやや多い印象を受けます。
明石高専や奈良高専、鈴鹿高専など進学高専が非常に多いのも特徴の一つでしょう。
次の記事では、残りの中国・四国・九州地方の高専について紹介していきます!
全国高専一覧 Part 1(北海道・東北地方・関東地方編)
このブログでは、筆者の経験を基に、世間のほとんどの方が知らない"高専から東大へ進学するルート"について、情報を共有していきます。
今回は全国に63校ある高専について、都道府県毎に分けてご紹介できればと考えています。
本日はPart 1として北海道・東北地方・関東地方の高専について紹介します!
北海道
函館工業高等専門学校
住所:北海道函館市戸倉町14-1
学科:生産システム工学科(機械コース・電気電子コース・情報コース)・物質環境工学科・社会基盤工学科
専攻科:生産システム工学専攻・環境システム工学専攻
苫小牧工業高等専門学校
住所:北海道苫小牧市錦岡443
学科:創造工学科(機械系・都市・環境系・応用化学・生物系・電気電子系・情報科学・工学系)(H28以降)
専攻科:電子・生産システム工学専攻・環境システム工学専攻
釧路工業高等専門学校
住所:北海道釧路市大楽毛西2丁目32-1
学科:創造工学科(スマートメカニクスコース・エレクトロニクスコース・建築デザインコース)
専攻科:建設・生産システム工学専攻・電子情報システム工学専攻
備考:最東端にある高専
旭川工業高等専門学校
住所:北海道旭川市春光台2条2丁目1-6
学科:機械システム工学科・電気情報工学科・システム制御情報工学科・物質科学工学化
専攻科:生産システム工学専攻・応用化学専攻
備考:最北端にある高専
東北地方
各県に1校ずつ所在しています。
八戸工業高等専門学校
住所:青森県八戸市田面木上野平16-1
学科:機械システムデザインコース・電気情報工学コース・マテリアル・バイオ工学コース・環境都市・建築デザインコース
専攻科:機械システムデザインコース・電気情報工学コース・マテリアル・バイオ工学コース・環境都市・建築デザインコース
備考:1,2年の男子学生は原則全寮制
秋田工業高等専門学校
住所:秋田県秋田市飯島文京町1-1
学科:機械工学科・電気情報工学科・物質工学科・環境都市工学科
専攻科:生産システム工学専攻・環境システム工学専攻
仙台工業高等専門学校
住所:宮城県仙台市宮城野区東宮城野3-1
学科:総合工学科 Ⅰ類(情報・電子系):情報システムコース・情報通信コース・知能エレクトロニクスコース、Ⅱ類(機械・電気・材料系):ロボティクスコース・マテリアル環境コース・機械・エネルギーコース、Ⅲ類(建築系):建築デザインコース(H29年度から)
専攻科:生産システムデザイン工学専攻・情報電子システム工学専攻
備考:広瀬キャンパスはⅠ類、名取キャンパスはⅡ,Ⅲ類
一関工業高等専門学校
住所:岩手県一関市萩荘高梨
学科:機械工学科・電気情報工学科・制御情報工学科・物質化学工学科
専攻科:生産工学専攻・物質化学工学専攻
鶴岡工業高等専門学校
住所:山形県鶴岡市井岡沢田104
学科:創造工学科(情報コース・電気・電子コース・機械コース・化学・生物コース)(H27年度より)
専攻科:機械・制御コース・電気電子・情報コース・応用化学コース
備考:エリート養成アドバンストスチューデント制度という制度が設けられている。
福島工業高等専門学校
住所:福島県いわき市平上荒川長尾30
学科:機械システム工学科・電気電子システム工学科・化学・バイオ工学科・都市システム工学科(H29年度より)
専攻科:産業システム工学専攻・ビジネスコミュニケーション学専攻
備考:ビジネスコミュニケーション学専攻という経営系の専攻がある
関東地方
神奈川県と埼玉県以外の都県に高専が存在しています。
茨城工業高等専門学校
住所:茨城県ひたちなか市中根866
学科:機械システム工学科・電子制御工学科・電気電子システム工学科・電子情報工学科・物質工学科・じ
専攻科:産業技術システムデザイン工学専攻(機械工学コース・電気電子工学コース・情報工学コース・応用化学コース)
小山工業高等専門学校
住所:栃木県小山市大字中久喜771番地
学科:機械工学科・電気電子創造工学科・電気情報工学科・電子制御工学科・物質工学科・建築学科
専攻科:複雑工学専攻(機械工学コース・電気情報工学コース・電子制御工学コース・物質工学コース・建築学コース)
木更津工業高等専門学校
住所:千葉県木更津市清見台東2丁目11-1
学科:機械工学科・電気電子工学科・電子制御工学科・情報工学科・環境都市工学科
専攻科:機械・電子システム工学専攻・制御・情報システム工学専攻・環境建設工学専攻
群馬工業高等専門学校
住所:群馬県前橋市鳥羽町580
学科:機械工学科・電子メディア工学科・電子情報工学科・物質工学科・環境都市工学科
専攻科:生産システム工学専攻・環境工学専攻
東京工業高等専門学校
住所:東京都八大路市椚田町1220-2
学科:機械工学科・電気工学科・電子工学科・情報工学科・物質工学科
専攻科:機械情報システム工学専攻・電気電子工学専攻・物質工学専攻
東京都立産業技術高等専門学校
住所(品川キャンパス):東京都品川区東大井1丁目10-40
住所(荒川キャンパス):東京都荒川区南千住8丁目17-1
学科(品川キャンパス):機械システム工学コース・生産システム工学コース・電気電子工学コース・電子情報工学コース
学科(荒川キャンパス):情報通信工学コース・ロボット工学コース・航空宇宙工学コース・医療福祉工学コース
専攻科:機械工学コース・電気電子工学コース・情報工学コース・航空宇宙工学コース
備考:全国に3つある公立高専の1つ
サレジオ工業高等専門学校
住所:東京都町田市小山ヶ丘4丁目6-8
学科:デザイン学科・電気工学科・機械電子工学科・情報工学科
専攻科:生産システム工学専攻
備考:全国に3つある私立高専の1つ。高専で唯一デザイン学科を有している。
まとめ
今回は北海道・東北地方・関東地方の高専について紹介してみました。
一見同じような学科に見えても、実際は少しずつカリキュラムが異なっているので、複数の高専を比較してみるとよいかもしれません。
高専は日本全国に広く所在していますので、家から遠すぎて絶対に進学できないという状況は、あまり無いかと思われます。
次の記事では、中部地方と近畿地方の高専について紹介する予定です!
編入と専攻科から大学院進学のどちらが良いのか
このブログでは、筆者の経験を基に、世間のほとんどの方が知らない"高専から東大へ進学するルート"について、情報を共有していきます。
今回は「高専からの編入」と「専攻科から大学院進学」のそれぞれのメリット・デメリットについて比較していきたいと思います。
それぞれの進学方法の違いについては、下記の記事をご参照ください!
「高専からの編入」について
メリット
・最高学府の教育を学部時代から受けることができる
編入の最大のメリットは大学の学部時代から日本最高学府の教育を受ける事ができる点です。
高専では学ぶことのできなかったような専門教科以外の講義ももちろん受講することができます。
・大学院に進学する為の情報を多く持てる
学部時代から東大に所属することで、大学院へ進学する際に自分に合った研究室を選ぶための情報を多く持つことができます。
また、大学院の入試試験は基本的に内部の教員が作成するため、学部時代に受けたテストに近い傾向の問題が出される為、試験対策が比較的しやすいというメリットがあります。
・身の周りの環境を変える事ができる
新たな環境に身を置くことで新たな人間関係を作ることができます。
当然ながら東京大学には優秀かつ個性的な学生が多く在学していますので、高専時代の友人とはまた違った友人を作ることができるのです。
デメリット
・1年留年してしまう
一般的な編入では大学3年次に編入できますが、東大の場合、大学2年次編入になってしまいます。
言い方を替えると、1年学年が落ちてしまうということです。
これは東大編入の最も大きなデメリットだと言えます。
しかしながら裏を返せば、最高学府の教育を1年多く受けることができるというメリットとして考えることもできるかと思います。
・専攻科のルートに比べてやや費用が多くかかる
以前投稿した記事に書かせていただきましたが、大学院を修了するまでにかかる費用を比較すると、編入した方が専攻科から進学するよりも約130万円多く学費を払う必要があります。
この違いは下記の二点の理由が考えられます。
・大学編入ルートでは、1年多く大学に通う必要がある(1学年落ちる為)
・国立大学の学費が高専専攻科よりも高い(編入:大学2~4年(3年間)、高専専攻科:1~2年(2年間))
それでも一般的なルートで東大に進学するよりもかなり低い費用で入れることに変わりはありません(上記の記事を参照、約1000万円の違いがあります)。
・難易度が高い
編入試験の合格倍率については過去の記事で説明いたしました。
専攻科からの大学院進学の合格率に比べ、編入試験の合格率は低くなっています。
(編入試験の合格率:26%、大学院入試試験の合格率54%(H28年度))
専攻科から大学院進学のメリット・デメリット
メリット
・3年間一貫した研究を行った上で進学できる
専攻科に残ると高専5年次(大学でいう2年次)プラス2年研究を行うことができます。
真面目に研究を行っていれば、学会で発表できる高いレベルの研究を行うことができます。
これは非常に大きいメリットで、一般的な大学では大体4年次になってから研究を始めるので、学部時代にレベルの高い研究を行うのはかなり厳しい一方、専攻科に進めば何度も学会で発表できるだけの研究を行うことができるのです。
・学費が安い
これは編入のデメリットで説明した通りです。
編入に比べて約130万円程安いという特徴があります。
・受験の難易度が相対的に低い
こちらも編入のデメリットで説明した通りです。
受験者に対する合格者数の割合は約54%と編入の合格率26%に比べ非常に高くなっています。
デメリット
・環境が変わらない
専攻科に進学すると同じ高専(環境)で7年間生活することになります。
学校内での人間関係はほとんど変化しないため、人間関係はかなり狭くなり、異なる価値観に出会う機会が極端に少なくなってしまいます。
・大学院に進学する際の情報が少ない
大学院の入学試験は、当然ながらその大学の教員が作るので、その大学の内部生は対策を取りやすいという傾向があります。
専攻科から大学院に進学しようとすると、その試験の内容はほとんどわからないので、まともな試験対策を行うことができません。
この対策としては、事前に研究室訪問を行い、そこで学生と友達になり、情報を共有してもらうという方法があります。
この大学院試験対策については、別に記事を作成する予定です。
まとめ
今回は編入と専攻科から大学院進学のどちらが良いのか、それぞれのメリットとデメリットについて説明してみました。
お気づきの通り、メリットとデメリットは表裏一体ですので、一概にどちらの進学方法が良いとは言えないというのが今回の結論です。
今回説明したメリット・デメリットを進学の際の参考にしていただければ幸いです。